OPINION

DApps市場の開拓者:グッドラックスリー 井上和久氏[前編]―「くりぷ豚」でブロックチェーンゲームの可能性を追求する
ブロックチェーンゲームは「DApps」とも呼ばれ、トークンエコノミーを構成する要素として重要な役割を担う。CryptoKittiesなどの成功事例も出てきているが、ブロックチェーンならではのゲーム設計や収益モデルの構築などについて、業界では議論と模索が続いている。そんな中、株式会社グッドラックスリーは株式会社セレスと日本初となるイーサリアム上のブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」を共同開発し、「ブロックチェーンとDAppsに全社を挙げて注力する」と宣言した。前編では、同社の創業者であり代表を務める井上和久氏に、DApps参入のきっかけやビジネス面での手応えについてお聞きした。

DAICO LAB

DAICOのオープンソースフレームワーク #01 DAICOVOの構造
ICO(Initial Coin Offering)という資金調達の方式が活況を呈している。PWCのレポートによると、2017年は500件以上のプロジェクトが総額70億ドル以上を調達しており、さらに2018年は最初の5か月でその2倍を超える調達額に達しているとのことだ。しかし、これだけの盛り上がりを見せるICOの裏側で、詐欺やプロジェクトの停滞が横行し、投資家の損失となっていることはすでに周知のことである。Satis Group LLCのレポートによれば80%以上のICOが詐欺であると報告されている。   このことを憂慮して、イーサリアムの発明者ヴィタリック・ブテリンはDAICOとい…
DApps市場の開拓者:グッドラックスリー 井上和久氏[前編]―「くりぷ豚」でブロックチェーンゲームの可能性を追求する
ブロックチェーンゲームは「DApps」とも呼ばれ、トークンエコノミーを構成する要素として重要な役割を担う。CryptoKittiesなどの成功事例も出てきているが、ブロックチェーンならではのゲーム設計や収益モデルの構築などについて、業界では議論と模索が続いている。そんな中、株式会社グッドラックスリーは株式会社セレスと日本初となるイーサリアム上のブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」を共同開発し、「ブロックチェーンとDAppsに全社を挙げて注力する」と宣言した。前編では、同社の創業者であり代表を務める井上和久氏に、DApps参入のきっかけやビジネス面での手応えについてお聞きした。
エネルギービジネスとブロックチェーン #2インフラ民主化時代の資金調達
前回の記事では、電力の規制緩和と自由化の流れを振り返り、いままで内部で完結されていた取引が外部化されるようになったこと、太陽光発電や風力発電の変動型再生可能エネルギーの増加に伴い、需要家が持つ分散型エネルギーリソース(DER;Distributed Energy Resources)が電力システムの運用に利用されること、P2P電力取引という新しいアイデアが生まれ、それを実現するプラットフォームが開発されていることを説明した。第2回では、エネルギーインフラの民主化に対して、どのようにブロックチェーン技術とICO(Initial Coin Offering)を活用できるかを考えたい。 インフラ民主…
お金の流れるプロセスが変われば世界の見え方も変わる――「SHARE SUMMIT2018」でマクアケ中山氏らが議論
2018年9月7日に東京で行われた「SHARE SUMMIT2018」(主催:一般社団法人シェアリングエコノミー協会)は、「一極集中から分散型へ シェアから生まれる新しい社会」をテーマに掲げ、来たるべきシェアリングエコノミーについて語り合うビジネスカンファレンス。その中のセッション「SHARE × MONEY 21世紀に求められるお金の役割」では、デジタル上で本人確認APIを展開する「TRUSTDOCK」の千葉孝浩氏、ポスト資本主義社会を具現化する「Next Commons Lab」の林篤志氏、そしてクラウドファンディングサービス「マクアケ」の中山亮太郎氏が登場し、これからのお金の形態や流れ、…
エネルギービジネスとブロックチェーン #1 電力システム改革とUber/Airbnb
大きな改革が進む業界では新しい技術や手法が積極的に取り入れられる。本連載では、システム改革を背景としてブロックチェーンの導入やICOの事例を多数生み出している電力・エネルギー業界を取り上げる。解説するのはこの分野を手がける大串康彦氏。第1回は、エネルギー業界で起こっている変化を俯瞰し、次回から個々のテーマや事例を掘り下げていく。(編集部) 電力システム改革を背景に新しいモデルが登場 世界中でブロックチェーンをエネルギー分野に応用する事例が増えている。開発の主体となる組織やコンソーシアムの数だけで80を超す事例があり、コンソーシアムのメンバーとして参加している企業を含めると100以上の組織がエネ…
ヴィタリック・ブテリンが語る信頼性への挑戦〜第4回ブロックチェーン・グローバルサミット in 上海より
9月11日と12日、ワンシャン・ブロックチェーンラボ(Wanxiang Blockchain Lab、中国)の主催により、第4回となる「ブロックチェーン・グローバルサミット」が上海市で開催された。イーサリアム財団の創始者ヴィタリック・ブテリン氏はこの研究所のチーフサイエンティストを務めており、例年同サミットに登壇している。今回(2018年)は「ブロックチェーン技術の新展開」と題した講演で、「メカニズムデザイン」の視点からブロックチェーンの可能性と課題を語った。その概要をレポートする。 数学的研究が進む資源分配や制度設計 メカニズムデザインは、資源分配のルールや社会制度の設計を考える経済学の一分…
分散型ビジネスの潮流:クラウドリアルティ 鬼頭武嗣氏― P2Pで開かれた資本市場の創設に挑む[後編]
「クラウドリアルティ」は、資金調達者と出資者をP2Pでマッチングする投資銀行の機能を担うプラットフォームで、現在は不動産証券化とクラウドファンディングの仕組みを組み合わせたサービスを提供している。クラウドリアルティは、来たるべき分散型社会の新しい資金調達モデルとなり得るのか。後編では、株式会社クラウドリアルティ CEOの鬼頭武嗣氏に、実施したプロジェクトや目指すゴールについてお聞きした。
分散型ビジネスの潮流:クラウドリアルティ 鬼頭武嗣氏― P2Pで開かれた資本市場の創設に挑む[前編]
「クラウドリアルティ」は、資金調達者と出資者をP2Pでマッチングする投資銀行の機能を担うプラットフォームで、現在は不動産証券化とクラウドファンディングの仕組みを組み合わせたサービスを提供している。特徴は、ハードルが高かった従来の公募での資金調達の常識を打ち破り、個人でも組織でも、誰もが簡単に低コストでプロジェクトの起案者になり少額から公募REIT(不動産投資信託)とほぼ同等の仕組みを活用できること。クラウドリアルティは、来たるべき分散型社会の新しい資金調達モデルとなり得るのか。前編では、株式会社クラウドリアルティ CEOの鬼頭武嗣氏に、創業のきっかけやビジネスモデルについてお聞きした。
「いまブロックチェーンで起業できる人は幸せ」とgumi國光宏尚氏らが学生にアドバイス~HashHub Conference 2018レポート
去る2018年7月21日に、株式会社HashHubが主催する「HashHub Conference 2018」が東京大学伊藤謝恩ホールで開催された。暗号通貨とブロックチェーンの現状について、技術や規制、市場など多面的な視点で議論がなされた。本稿では、その中から2つのパネルディスカッション「起業家によるブロックチェーン時代のアプローチ」と「暗号通貨、ブロックチェーンの限界とその先」をレポートする。(肩書きはすべてカンファレンス当日のもの) 起業家はブロックチェーンにどうアプローチするのか まず、「起業家によるブロックチェーン時代のアプローチ」のセッションでは、主催する株式会社HashHubの共同…
ICOの時代は来るか? #03 沼田健彦氏 GREEN FUNDING ――ICOはクラウドファンディングの限界を突破し、多様なカルチャーを支える
「ICOの時代は来るか? 有識者に訊く」と題したこの企画では、ICOに対するオピニオンをさまざまな立場の方々に訊く。今回は、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」を立ち上げ、ネットならではの資金調達手段にいち早く取り組んできた沼田健彦氏に、ICOの可能性や課題について訊いた。
DAICOのオープンソースフレームワーク #01 DAICOVOの構造
ICO(Initial Coin Offering)という資金調達の方式が活況を呈している。PWCのレポートによると、2017年は500件以上のプロジェクトが総額70億ドル以上を調達しており、さらに2018年は最初の5か月でその2倍を超える調達額に達しているとのことだ。しかし、これだけの盛り上がりを見せるICOの裏側で、詐欺やプロジェクトの停滞が横行し、投資家の損失となっていることはすでに周知のことである。Satis Group LLCのレポートによれば80%以上のICOが詐欺であると報告されている。   このことを憂慮して、イーサリアムの発明者ヴィタリック・ブテリンはDAICOとい…
ICOの時代は来るか? #02 沼澤健人氏 Aerial Partners ――ICOプロジェクトを技術的観点から監査・評価できる存在が求められる
「ICOの時代は来るか? 有識者に訊く」と題したこの企画では、ICOに対するオピニオンをさまざまな立場の方々に訊く。今回は、暗号通貨に詳しい会計・税務の専門家として、ALISプロジェクトのICOやさまざまなブロックチェーンビジネスをサポートしてきた沼澤健人氏に、ICOの可能性や課題について訊いた。
DAICOオープンソースフレームワーク #02 DAICOVOのデプロイと運用フロー
第2回では、DAICOVOのデプロイと運用のフローについて説明する。コードを改変せず、単にDAICOVOを使用する場合、こちらのフローに沿って作業をすれば動作させることが可能だ。   ICOの準備段階(プライベートセールやトークンの配布)から、クラウドセールの実施、プロジェクト開始以降の資金管理(投票を含む)、返金が可決された場合までを含め、順を追って解説する。 セール前のトークン配布まで DaicovoStandardTokenをデプロイする [crayon-5c13f020b83e3644080620/]   DaicovoStandardTokenを使わず、オリジナル…
ICOの時代は来るか? #01 安昌浩氏 ALIS――必要なのはルールの明確化。資本力ではなく、イノベーションの可能性で判断される世界を望む
「ICOの時代は来るか? 有識者に訊く」と題したこの企画では、ICOに対するオピニオンをさまざまな立場の方々に訊いていく。今回は、2017年に日本国内でICOを実施して4.3億円を調達したALISのCEOである安昌浩氏に、ICOに至る経緯や当事者として感じたこと、現状や課題について訊いた。
DAICOオープンソースフレームワーク #03 DaicovoStandardToken.sol の実装
第1回、第2回はDAICOVOの全体構成とデプロイ・運用フローについて解説した。第3回では、最も基本的なコントラクトであるトークンについて解説する。 トークンの要件 DAICOVOでは、ERC20トークンにERC223の特徴を追加したDaicovoStandardTokenのテンプレートを提供している。このテンプレートを使って簡単にトークンを発行することが可能だが、これ以外のトークンを用いてDAICOVOでICOを行うこともできる。その場合のトークンの要件は、次の通りである。 ERC20 インターフェイスを持つこと [crayon-5c13f020b89f4449586518/] Mintab…
DAICOオープンソースフレームワーク #04 TokenController.solの実装
今回はTokenControllerについて解説する。   TokenControllerは、トークンの発行を管理するコントラクトである。トークンコントラクトのownerとなり、トークンのmintを行う。TokenContollerの役割は、ICOの各フェイズで誰がトークン発行の権限を持つかを管理することである。   コンストラクタは以下の通りだ。   [crayon-5c13f020b8e75948581999/] 状態遷移 TokenContollerは、次の順に状態遷移する。 トークンセール開始前 トークンセール中 プロジェクト開始後 コントラクト中では、s…
DAICOオープンソースフレームワーク #05 DaicoPool.sol の実装
この回では、調達した資金を管理するDaicoPoolについて解説する。   各TokenSaleコントラクトはfinalizeされる際にこのDaicoPoolに調達資金を送金する。ICOで調達したすべての資金はこのコントラクトに集められ、プロジェクト開始時からTAP値に従って徐々にリリースされる。コンストラクタは以下の通りだ。   [crayon-5c13f020b9202075310643/]   tap_amountには、TAPの初期値[wei/sec]を与える。これは、あらかじめホワイトペーパーに宣言している値を与えるべきである。TAP値は公開情報であるため…