3分で知るブロックチェーン業界の1週間[6/24-6/30]BCシミュレータ公開/マイクリの運用ノウハウを提供/ガートナー「7つの落とし穴」/ほか

3分で知るブロックチェーン業界の1週間[6/24-6/30]BCシミュレータ公開/マイクリの運用ノウハウを提供/ガートナー「7つの落とし穴」/ほか

「WEEKLY DIGEST:3分で知るブロックチェーン業界の1週間」では、国内の企業や団体を中心にブロックチェーン関連の注目リリースや発表資料を厳選して紹介します。

 

WEEKLY DIGESTバックナンバー

 

06/27(木)

東工大がパブリックブロックチェーンのシミュレータ「SimBlock」を開発・公開

情報源:パブリックブロックチェーンのシミュレータ「SimBlock」を開発・配布開始 | 東京工業大学

 

東京工業大学の首藤一幸准教授の研究グループと情報理工学院 サイバーセキュリティ研究センターは、ブロックチェーンネットワークをPC上で模擬して性能や安全性を検証できるパブリックブロックチェーンのシミュレータ「SimBlock」を開発し、オープンソースソフトウェアとして公開、無償配布を開始した。

 

SimBlockは、インターネット上の多数のノードから成るブロックチェーンネットワークを模擬するソフトウェア。ブロックチェーンネットワークを構成するノードの挙動を比較的簡単に変えることができ、改良や新手法がブロックチェーンにどのような影響を与えるのかをPC上で調べることができる。ビットコインなどの既存ブロックチェーンを改良したり、独自に考案したブロックチェーンを手元のPC上で実験して性能や安全性を検証したりできるとしている。

 

スタートバーンとSMADONAがアート共同所有プラットフォームで提携

情報源:SMADONA株式会社と、アート作品を複数人で共同所有するブロックチェーンプロジェクト同士の相互運用に向けて提携 | スタートバーン株式会社

 

スタートバーン株式会社は、SMADONA株式会社とアート・ブロックチェーン・ネットワーク(ABN)を活用した複数人での共同所有サービスの展開を目指して提携すると発表した。

SMADONAでは、「アートの共同所有プラットフォーム」の提供を今秋に予定している。このプラットフォームと、スタートバーンが開発・提供するABNを連携させて、作品の来歴管理や著作権管理、小口化された作品の再流通を可能とする取り組みを進めるとしている。

パーソルキャリアとサイバートラストが本人認証技術を検証

情報源:パーソルキャリアとサイバートラストがブロックチェーン技術を活用したサービスの本人認証機能について技術検証を開始 | パーソルキャリア株式会社

 

パーソルキャリア株式会社とサイバートラスト株式会社は、ブロックチェーン技術を活用したサービスの本人認証機能について技術検証を開始した。期間は2019年7月~10月を予定しているという。

 

近年、多種多様なオンラインサービスを利用できるが、個人が安心してサービスを利用するためには不正アクセスやなりすましなどをを防ぐオンライン上の本人認証が重要になっている。

 

機械学習やブロックチェーンといった最新技術を用いた業務効率改善や新規ビジネスの企画開発に取り組むパーソナルキャリアと認証・セキュリティ事業を行うサイバートラストは、それぞれがもつ技術と専門的知見を活かしてブロックチェーン技術を活用したサービスのオンライン上での本人認証について技術面と運用面での実現性と有用性を検証する。

 

06/26(水)

世界中の知識から自動生成したFAQをブロックチェーン上に作成

情報源:FAQ自動作成システムプロジェクト『QUESTA(クエスター)』プロトタイプ版を公開 | 株式会社オウケイウェイヴ

 

株式会社オウケイウェイヴは、世界中の知識をFAQ化し、人々に届けることを目指すFAQ自動作成システムプロジェクト「QUESTA(クエスター)」を体験できるプロトタイプ版を公開した。

 
界中の知識
QUESTAでは、世界中の知識からAIが自動的にFAQをブロックチェーン上に作成する。これによって、検索結果からあらめて回答を探す手間をかけずに、最適な情報を人々に提供し、困りごとの素早い解決を可能にするという。今回公開されたプロトタイプ版では、「QUESTA」のユーザーインターフェイスの一部が体験できる。

06/25(火)

ブロックチェーンプロジェクトにまつわる「7つの落とし穴」

情報源:ガートナー、ブロックチェーン・プロジェクトで回避すべき7つの落とし穴を発表 | ガートナー ジャパン株式会社

 

ブロックチェーンは引き続き高い関心を集めているが、それに反してプロジェクトの大半は実験段階にとどまっているものが多い。ガートナー ジャパン株式会社では、この現状を「ブロックチェーン技術が幻滅期にある」としているが、一方でプロジェクト成功のためには失敗の根本原因を理解する必要があるとし、「ブロックチェーン・プロジェクトでよくある7つの落とし穴とその回避策」を発表した。7つの落とし穴は次のとおり。詳細は同社のリリースページに掲載されている。

 

1:ブロックチェーン・テクノロジを誤解または誤用する
2:ブロックチェーン・テクノロジを、本番環境向けに準備が整っているものと見なす
3:プロトコルとビジネス・ソリューションを混同する
4:ブロックチェーンをデータベースやストレージのメカニズムとして単純に捉える
5:相互運用性の標準が存在していると考える
6:スマート・コントラクトの課題は解決済みであると見なす
7:ガバナンスの問題を見過ごす

 

JVCEAが新規仮想通貨販売のガイドラインでパブリックコメント募集

情報源:パブリックコメントの募集について | 一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)

 

一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は、自主規制規則「新規仮想通貨の販売に関する規則(案)」と「新規仮想通貨の販売に関する規則に関するガイドライン(案)」に対するパブリックコメントの募集を開始した(期限は2019年7月26日(金)の17時まで)。

 

資料1:新規仮想通貨の販売に関する規則(案)

資料2:新規仮想通貨の販売に関する規則に関するガイドライン(案)

06/24(月)

マイクリで培ったシステムやノウハウを外部に提供

情報源:ブロックチェーンゲーム開発支援プログラム「MCH+(MCH plus)」 | double jump.tokyo株式会社

 

double jump.tokyo株式会社は、ブロックチェーンゲームを開発・運営するために必要な開発・エコシステム構築・ファイナンス・人材育成を支援するプログラム「MCH+」を発表した。

 

「MCH+」では、ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」(マイクリプトヒーローズ、以下マイクリ)で開発したシステムやノウハウをフレームワーク化し、ブロックチェーンゲーム開発企業やチームなど同プログラムに参加するユーザーに基本無料で提供する。

 

「MCH+」のフレームワークを利用することにより、ブロックチェーンゲームの開発ノウハウがなくても、短期間で本格的なブロックチェーンゲームを開発できるとしている。

 

また、開発支援のみならず、マイクリをはじめとした参加ゲーム相互でゲームアセット利用を可能にするなど、ブロックチェーンゲームエコシステムの拡大を目指すという。

 

gumi CryptosがOntologyの日本進出をサポート

情報源:株式会社gumi CryptosとOntology Foundation Ltd.が 日本のブロックチェーン市場への進出に向けた 戦略的パートナーシップに関する契約を締結 | 株式会社gumi

 

株式会社gumiは、連結子会社の株式会社gumi CryptosとシンガポールのOntology Foundation Ltd.と、Ontologyが中国において提供中の分散型パブリックブロックチェーンプラットフォーム「Ontology」の日本市場進出に向けて戦略的パートナーシップを締結すると発表した。

 

「Ontology」は、次世代のインフラストラクチャプラットフォームを目指す高性能なパブリックブロックチェーンを提供して世界的に注目されている。中国の行政機関である北京情報センター(CCID)のブロックチェーン研究所が公開している「国際パブリックチェーン技術評価指標(GPBTAI)」において、継続的にランキング上位を獲得している。

 

gumiは、「Ontology」の日本進出が国内ブロックチェーン市場の発展に大きく寄与すると考え、gumi Cryptosを通じてマーケティング支援などさまざまなサポートを行っていくという。

 

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構成・文:仲里淳