3分で知るブロックチェーン業界の1週間[10/7-10/20]Devcon5大阪開催/LayerXとCELにイーサリアム助成金/ユニセフが暗号通貨基金/ほか

3分で知るブロックチェーン業界の1週間[10/7-10/20]Devcon5大阪開催/LayerXとCELにイーサリアム助成金/ユニセフが暗号通貨基金/ほか

「WEEKLY DIGEST:3分で知るブロックチェーン業界の1週間」では、国内の企業や団体を中心にブロックチェーン関連の注目リリースや発表資料を厳選して紹介します。

 

※今回は10月7日から10月20日までの2週間分をまとめてお届けします。

 

WEEKLY DIGESTバックナンバー

 

10/08(火)

ブロックチェーン業界最大級の開発者向けカンファレンス「Devcon 5」が大阪で開幕

情報源:Devcon 5 // Oct 8 – 11, 2019 | Ethereum Foundation

 

10月8日、イーサリアム財団によるブロックチェーン業界最大級の開発者向けカンファレンス「Devcon 5」が大阪市で開幕した(会期は10月11日まで)。2日目にはEthereum創設者のヴィタリック・ブテリン氏やエグゼクティブ・ディレクターの宮口礼子氏が登壇した。

 

宮口氏は、初の日本開催を受けて、準備期間から当日までの不安や期待などとともに、ユニセフが国連機関として初めての仮想通貨ファンドを設立することと、イーサリアム財団がその寄付第一号になることなどが発表された(当日配信された動画のアーカイブ)。

毎月の電気料金に応じて新健康ポイント「アルクコイン」が貯まる「アルクコインでんき」開始

情報源:電気料金プラン「アルクコインでんき」開始のお知らせ | リアルワールドゲームス株式会社

 

リアルワールドゲームス株式会社は、電力・ガスのOEM販売プラットフォームを展開する株式会社イーネットワークシステムズと提携し、電気料金プラン「アルクコインでんき」を開始した。

 

「アルクコインでんき」とは、毎月の電気料金に応じてリアルワールドゲームスが発行する新健康ポイント「アルクコイン」が貯まるプラン。申し込みは、リアルワールドゲームが運営するゲーム「ビットにゃんたーず」を通じて行う。

10/10(木)

LayerXが日本チームで初となるイーサリアム助成金対象に選出

情報源:日本初!LayerX、CBC Casper研究が評価され、Ethereum Foundation Grants Programに採択 | 株式会社LayerX

 

株式会社LayerXは、CBC Casperの研究が評価され、Ethereum Fundationが運営するEthereum Foundation Ecosystem Support Programの対象企業に選定された。これはEthereumにかかわる研究や開発に取り組むチームを対象とした助成金事業で、日本チームが採択されたのは初めてとなる。なお、11月18日にはCryptoeconomics Labも同プログラムに採択されたとの発表があったため、正確には両者とも日本初の採択となる。

 

CBC Casperとは、Ethereumコミュニティで提案された合意形成プロトコルとそれをベースにしたProof of Sake(PoS)プロトコルのこと。攻撃耐性、効率性、インセンティブ設計、柔軟性などさまざまな点で従来の提案を上回ると期待される一方で課題も多い。LayerXでは、2018年12月からCBC Casperの研究に取り組んでおり、論文「Refinement and Verification of CBC Casper」などをとおしてコミュニティの活動に貢献してきた。

10/11(金)

ユニセフが国連機関として初となる仮想通貨ファンドを設立

情報源:国連機関として初「ユニセフ仮想通貨ファンド」設立を発表 仮想通貨のまま、オープンソース技術の支援に活用 | 公益財団法人日本ユニセフ協会

 

ユニセフ(国連児童基金)は、新たに設立されたユニセフ仮想通貨ファンド(UNICEF Cryptocurrency Fund)を通じて、仮想通貨イーサとビットコインによる寄付を受領し、保持し、支払うことができるようになったと発表した。国連機関として仮想通貨を使った基金は初めてとなる。

 

ユニセフ仮想通貨ファンドに寄せられた寄付は、他の通貨に交換されることなく、それぞれの仮想通貨のまま資金供与される。

 

同ファンドへの最初の寄付は、フランスのユニセフ協会を通じてイーサリアム財団から受け取る。この寄付は、ユニセフ・イノベーション・ファンドが投資先としている、世界的な課題の解決のためにブロックチェーン技術を活用するプロジェクトを遂行している3つのプロジェクトと世界各地で学校におけるインターネット環境を整備するプロジェクトへの助成に用いられる。

10/18(金)

Plasma Chamber開発・研究のCryptoeconomics Labがイーサリアム助成金対象に

情報源:Cryptoeconomics LabがEthereum Foundationの運営するEcosystem Support Programへ日本初採択!(LayerX社と同時採択) | 株式会社Cryptoeconomics Lab

 

株式会社Cryptoeconomics Labは、同社が開発するフレームワーク「Plasma Chamber(プラズマチャンバー)」がEthereum Foundation Ecosystem Support Programに採択されたと発表した。日本企業が同プログラムへ採択されるのは、株式会社LayerXと同時で日本初となる。

 

Plasma Chamberは、ブロックチェーンが抱えるスケーラビリティやユーザビリティの問題を解決するPlasma技術を用いたアプリケーションを簡単に実装できるフレームワーク。単純な送金だけでなく、DEX、少額決済、ゲームといった複雑なアプリケーションにも対応できるように研究が進められている。

 

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構成・文:仲里淳