3分で知るブロックチェーン業界の1週間[11/25-12/1]博報堂がテレビ番組経由でトークン配布/AIとNFTを活用したデジタルアイドル/ほか

「WEEKLY DIGEST:3分で知るブロックチェーン業界の1週間」では、国内の企業や団体を中心にブロックチェーン関連の注目リリースや発表資料を厳選して紹介します。

 

WEEKLY DIGESTバックナンバー

 

11/26(火)

エアリアルがマイクリ運営元とMCH+利用者に財務・管理会計サービス提供

情報源:Aerial Partnersがdouble jump.tokyoと提携。Gtaxを財務・管理会計システムとして導入するとともに、開発支援プログラム「MCH+」での連携を開始 | 株式会社Aerial Partners

 

株式会社Aerial Partnersは、ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」を提供するdouble jump.tokyo株式会社と提携し、財務・管理会計システム「Gtax(ジータックス)」をdouble jump.tokyoに導入した。さらに、Gtaxをdouble jump.tokyoが提供するブロックチェーンゲーム開発支援プログラム「MCH+」の参加者にも特別プランで提供する。

 

これにより、double jump.tokyoおよびMCH+参加者は、財務・管理会計プロセスの構築、煩雑な損益計算・仕訳起票に費やす時間的コストを低減できるとしている。

スタートバーンとワコムがデジタルアート作品の権利保護と流通基盤構築へ向けて協力

情報源:スタートバーンとワコム、アートブロックチェーンネットワークを活用したデジタルアート作品の権利保護および流通基盤構築へ向けて協力 | スタートバーン株式会社

 

スタートバーン株式会社と株式会社ワコムは、スタートバーンが推進するアートの評価・流通のためのインフラ「Art Blockchain Network(ABN)」とワコムの「デジタル署名認証技術」を連携したデジタルアート作品(コンテンツ)の権利保護と流通基盤構築に向けて協力する。

 

現在、デジタル形式で制作されるアート作品は多いが、データの複製が容易なため真正性と唯一性を担保した状態で二次流通させることが難しいという課題がある。

 

両者は、この課題解決のため、デジタルアート作品の権利保護および流通基盤構築を通じて、デジタルクリエイターを支援し、デジタルアートのさらなる興隆に貢献することをめざす。

 

具体的には、ワコムのデジタル署名認証技術をブロックチェーンの証明書で作品の流通・著作権管理が可能なABNと連携させることで、ペンタブレット等で創作活動をするクリエイターが自分の作品の権利を明らかにし、二次流通市場で発生した還元金を収益源とすることが可能になる。また、真正性と唯一性を担保することで、市場での取引が可能になるとしている。

ADKマーケティング・ソリューションズがネット広告の課題解決に向けて実証実験

情報源:ADKマーケティング・ソリューションズ、英国EnvisionXと協働し、インターネット広告配信に ブロックチェーンを活用した実証実験を実施 ~インターネット広告の透明性とサプライチェーンの健全化に向けた取り組み強化~ | 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ

 

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズは、英国EnvisionX Ltdと協力し、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォーム「EXChain」を利用したインターネット広告配信の実証実験を2019年上旬に行った。

 

インターネット広告には、運用型広告における手数料配分の透明性、アドフラウド対策、ブランドセーフティとビューアビリティの担保といった課題がある。

 

ADKマーケティング・ソリューションズは、インターネット広告健全化の取り組みとして、ブロックチェーン技術を活用し、プログラマティック広告におけるサプライチェーンの透明化を図った。プログラマティック市場で発生するすべてのやりとりをブロックチェーンに記録することで、広告主は支払う広告費の流れを把握でき、広告を掲載するメディアは適切に広告費を受け取ることができる。

 

実証実験では、消費財系の広告主と媒体社2社が協力。実証実験に参加したすべての関係者が自社の受け取る収益をリアルタイムに近い形で把握できる環境をEXChainプラットフォームを通じて実現したという。

11/27(水)

博報堂とテレビ神奈川が番組音声を通じて視聴者にトークンを配布する実験

情報源:HAKUHODO Blockchain Initiative、テレビ番組を通じてデジタルコンテンツを配布できるスマートフォンアプリ「Card Hunter」を、ユナイテッド、原本と共同開発~実際のテレビ番組での技術検証を博報堂DYメディアパートナーズ、テレビ神奈川、エヴィクサーと実施~ | 株式会社博報堂

 

株式会社博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」は、ブロックチェーン上のトークンとして実装されたデジタルコンテンツを、リアルタイムでテレビ番組を視聴している生活者に一斉配布できるスマホアプリ「Card Hunter(カードハンター)」を、ユナイテッド株式会社、原本株式会社と共同開発した。

 

Card Hunterは、デジタルコンテンツを安全に管理できるブロックチェーン技術を活用した、生活者参加型のテレビ番組を実現するスマホアプリ。アプリには音声認識技術が組み込まれ、番組中にデジタルコンテンツの情報を埋め込んだ音響透かしを放送するとアプリが検出し、テレビ番組を視聴している生活者がアプリ上でデジタルコンテンツを受け取ることができる。

 

Card Hunterを用いた技術検証を、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、株式会社テレビ神奈川、エヴィクサー株式会社らと共同で12月に実施するとしている。

11/29(金)

AIとNFTを活用したデジタルアイドルを育成できるGENE A.I.dolsが正式版へ

情報源:AI×ブロックチェーン×アイドル!GENE A.I.dols正式サービス開始 | 株式会社ジーンアイドル

 

株式会社ジーンアイドルは、画像生成AIとブロックチェーン技術を組み合わせてデジタルアイドルをつくる「GENE A.I.dols(ジーンアイドル)」の正式サービスを開始した。

 

GENE A.I.dolsは、誰もが「AIアイドルプロデューサー」になれる、新体験のクリエイタープラットフォーム。ブロックチェーン上に記録されたデジタル遺伝子からAI技術によって生まれたAIアイドルたちの容姿を整え、知識を与え、話し方を教えてアイドルデビューをめざす。

 

今回リリースされた機能は、AIアイドルつくってプロデュースができる「A.I.dols Codebase」。AIアイドルの容姿が生成でき、生成されたAIアイドルはNFT(Non Fungible Token)としてイーサリアムブロックチェーン上でトークン化され、外部サービスなどを通じてプロデューサー間で移籍(トレード)できる。

 

今後、AIアイドルとチャットできるファンサイト「A.I.dols Pix」もリリースされる予定。技術とサービスの開発が進むにつれて、AIアイドルたちはSNS、動画、ゲーム、VRなどさまざまな場所に登場するとしている。

 

また、プロデュース以外にも、「ファンとして推しメンを応援する」「アーティストとして彼女たちのイラストや動画、小説を制作する」「開発者としてAIアイドルを使った独自プロダクトを作る」といったかかわりかたもできる。

 

なお、トークン化を含むブロックチェーン技術は、ICOVO AGが提供するトークンエコノミープラットフォームを使用している。AIアイドルの容姿を作る画像生成AI技術は、株式会社データグリッドが提供している。

 

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構成・文:仲里淳