7,500万円で売買された文字だけのNFT”Loot”の実態に迫る。

7,500万円で売買された文字だけのNFT”Loot”の実態に迫る。

Vineのクリエイターであり、現在Bitmapに所属しているDom Hofman(ドムホフマン)が8月27日に文字だけのNFT”Loot”を7,779枚配布した。Twitterのフォロワー数は11万人を超えており、影響力がある人物だったこともあり、配布はあっと言う間に終わった。

 

 

すぐにNFTの2次マーケットで再販されて8月27日には平均価格が0.05 ETH(1.5万円)からはじまり、9月6日は平均価格26ETH(780万円)まで高騰し、9月27日現在、平均価格8ETH(240万円)で落ち着いている。

 

ボリュームもすさまじく、ピークの8月31日は1,200個以上、6,000ETH(18億円)以上の売買がおこなわれた。最高価格はなんと250ETH(約7,500万円)、ピーク後も最低価格が4.7ETH(140万円)となっている。ユーザー数(アドレス数)は2,400を超えている。一番多く保持している人は500個、2位以下、238、237、223、120と続き、上位5人はそれぞれ100個以上をもっており、ヘビーユーザーの貢献が大きいことが伺える。

 

現在主流になっているアイコンに使えるアバター系のNFTが、50種類の帽子、100種類の服、30種類の目といった具合に、同じパターンの複数のパーツの組み合わせで構成している。Lootの場合も同様に、Chest(胸) 、Head(頭)、Neck(首)、Waist(腰)、Weapon(武器)、Foot(足)、Hand(手)、Ring(リング)といった8つの構成の組み合わせで構築している。

一番、希少性が高い構成は、Foot(足)、Hand(手)、Ring(リング)、Head(頭)、Neck(首)、Waist(腰)がそれぞれオンリーワンのワード一となっているBag#3905だ。

Bag#3905は、OpenSeaで価格1,888 ETH(5.6億円)でリストされており、対して5 ETH(150万円)以上のオファーがある。

上記の数字を整理すると、Lootの熱狂的なファンはグローバルでわずか2,400人であり、少なくとも現段階では目新しさでニュース性は高いは、実態は非常にコアなファンの間で盛り上がっているという状況だ。

また、転売を目的としているトレーダーコミュニティを上手に巻き込んでおり、価格を高騰させている点もニュースバリューをあげており、希少性の高いNFTをしっかり用意している点からも緻密に計画されている様子が伺える。

 

現在世界でヒットしているコンテンツは全てトップダウン型で、天才クリエイターがつくった作品だ。対して、キャラクター設定だけを定めた文字だけを配布して、コミュニティ主導で作品をつくらせて、2,400人ではなく、桁を増やした2,400万人ぐらいに支持されるコンテンツに仕上がるのかどうか、非中央集権的コンテンツがNetFlixやHuluを超えられるのか、今後の動向が興味深い。

 

(マザー中村)

 

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ICOVO 山瀬